馬三郎25時

大沼博之

人も馬も新しい可能性を見つけるのが楽しみ！

　５日で秋最初の開催が終了。と同時に『３歳未勝利』が番組から完全に姿を消すことになった。まだまだ狙いたい馬がたくさんいたのだが、これは仕方ないこと。これからは２歳戦に視点を移して馬券検討にいそしみたい。

　ところでこの中山、阪神開催は、新馬戦の出走頭数が非常に少なかった。これは、夏開催の３歳未勝利戦に出走したい馬をギリギリまで在厩させていたためで、ちょうど馬の入れ替え時期と重なってしまったのだ。以前は、秋の福島まで組まれていた『３歳未勝利』の番組がなくなり、少しでも多く出走させたい陣営の気持ちがこういう形で現れたのだろう。

　先月あたりから東西で期待の良血２歳馬が続々と入厩している。次開催以降は頭数もそろい、来年のクラシックに向けての戦いがさらに白熱していくはずだ。年を取ってくると、人も馬も新しい可能性を見つけるのが大きな楽しみとなってくる。今年も自分の“お気に入り”を探し、２歳戦を存分に楽しむつもりだ。

（美浦時計班・大沼博之）

2008年10月05日