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馬三郎25時

加藤剛史

「一発入魂」で生まれた地味?な新馬に注目

 8カ月になる愛すべき息子は、もしかしたらすごい男に育つのかも知れない。6カ月ですでにつかまり立ちを覚え、すぐにつたい歩き。ボールを渡せば勢いよく投げてくるし、顔をパンパン叩く力はマジ切れしたくなるほどに強烈。小さい体のどこにそんなパワーが眠っているのだろうか。1日中、騒いで動き回っている体力は、親がついていけないほどだ。代々サラリーマン家系で何の取りえもない自分の子がもし大物に育ったら…それはまさに“突然変異”だろう。

 競馬の世界には“突然変異”ということはありえないと考えている。父親は血統、戦績を評されて種牡馬入りし、母親も同じ。走るべくして生まれてきた競走馬には、流行りでない血統でも大きな可能性を秘めているはずで、地味ながらも走る馬を探すのが時計班の楽しみでもある。

 500万条件の身ながらアルゼンチン共和国杯で3着(01年)に激走したシングンオペラ。オーナーの意向で毎年1頭ずつ種付けを行っている。まさに「一発入魂」で、初の中央デビュー馬となった現3歳のシングンリターンズは、共同通信杯4着など上々の活躍を見せている。今後も目も離せない存在だが、その全弟となるシングンレジェンドも兄に負けない馬体の持ち主だ。調整も順調に進んでおり、人気薄必至の初戦を心待ちにしている。

(美浦時計班・加藤剛史)

2008年10月09日

著者紹介

加藤剛史

加藤剛史

1975年12月27日、埼玉県出身。美浦時計班。浦和競馬のきゅう舎隣りで幼少時代を過ごし、今も目の前には当たり前のように馬がいる。他人の知らないお宝馬を探し、馬券を仕留めることが唯一の生きがい。血液型A。