馬三郎25時

常に冷静な男でいたいと思うが…

　美浦トレセン近郊での夕食を終え、後輩のＩ記者の運転で宿舎に向かう途中、極端にスピードを落として運転している２台の車が前方の視界に入った。

　この不自然な光景は、２人乗りのバイクが２台、爆音を響かせながら前をふさいでいたためだとわかった。１台が対抗車線を走行するなど、まさに傍若無人のふるまい。後続の２台の車はおとなしく減速運転していたのが渋滞の原因だった。

　普段は無口でおとなしい後輩のＩも、このときばかりはエキサイト。バイクを追い越そうとしたが、それを２台のバイクが邪魔をしてきたので、渋滞はますますひどくなるばかり。しばらく走行した後、なんとか脇道へ逃れることができたが、意外に冷静だった自分に驚いた。

　誰でもハンドルを握ると性格が出るという。運転中にカッカすることはあるが、助手席に座るとこんなにも落ち着いていられるものなのか…。年も年だけに、これからはいつも冷静でありたい。特に馬券を購入するときには…そうでないと当たるものも当たらないよな?、そんなことを改めてを思った出来事だった。

（美浦時計班・後藤孝男）

2008年10月16日