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馬三郎25時

梶尊佳

大盛況だった「馬に親しむ日」

 体育の日(13日)にふさわしい秋晴れの下、栗東トレセンでは「馬に親しむ日」(栗東市文化体育振興事業団)が催されてにぎわった。

 28回目となるこのイベントは、文字通り「馬に親しんでもらおう」との趣旨で始まったものだが、今年もシャトルバスを運行し、ピストン輸送で送迎する盛況ぶり。「JRA栗東トレセン乗馬苑」には家族連れなど約4000人が押し寄せた。

 すっかり定着したイベントには講談師でタレントの「太平洋」がレギュラー参加。軽妙な話術で盛り上げた。「乗馬試乗会」はもちろん、馬に関する多彩な内容だった。また子供たちに絶大な人気を集めたのが「仮面ライダーキャラクターショー」。さらに、乗馬苑を一望できる「こどもヘリコプター」も初お目見え。長蛇の列が並んだ。

 沿道には「各種競馬グッズ」の販売に、関西ジョッキー界では兄貴的存在の石橋守、好漢・渡辺、他若手騎手たちの「ジョッキーズ焼きそば屋さん」も登場。好評を博した。さらに今年が初参加で、知人でもあるNPO法人くりの木会『くりのみ作業所』販売の「手羽先焼き」「焼きトウモロコシ」も昼過ぎには品切れになるほどだった。

 大いに盛り上がったこのイベントは、日が傾きつつある夕刻に無事終了。参加者にはぜひ競馬場にも足を運んでもらいたい。サラブレッドの走りをライブ観戦するのもいいものですよ。

 (栗東想定班・梶 尊佳)

2008年10月18日

著者紹介

梶尊佳

梶尊佳

1949年1月24日、奈良県出身。想定班。「栗東トレセンの重鎮」と竹原チーフから命名された。競馬関係者からは長年に渡り「かじやん」のニックネームで親しまれている。日刊紙を経て馬三郎と競馬道一筋に歩んできた。血液型O。