1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

馬三郎25時

向上心を忘れない姿勢が生んだ秋華賞V

 秋華賞も関西馬が勝つと思っていた。今年は最初のフェブラリーSから、関西馬がG?を12連勝中だった。東西の層の厚さの違いは歴然。正直、関東馬を甘く見ていた。だが、それは間違いだった。当日は競馬場で仕事。ゴール前で黒い帽子の馬が伸びてきた瞬間、「いったい何やねん?」と思ったら、ブラックエンブレムだった。

 フラワーCの勝ち馬で、オークス4着。通用する力は持っているが、レースが終わってから悔しがっても仕方がないこと。関東馬とはいえ、前走のローズSから栗東トレセンに入って調整。取材も何度かしていた。予想は結果がすべて。記者の間違った先入観、取材不足を反省させられた。

 ただ、インタビューを受ける小島茂師の笑顔には救われた感じがした。取材の応対は実に丁寧。栗東にいたときに話をうかがうと、「美浦ではデイリーの記者にお世話になっているよ」と、気さくな感じで馬の状態を細かく教えてもらった。ブログも開設していて、ファンとのふれあいも大切にしている。仕事に情は禁物だが、応援したい気持ちにさせる師。馬券はかすりもしなかったが、開業6年目でのG?初制覇には、素直に拍手を送りたい。

 関西馬優位の現状の中、栗東の長所を学ぼうとしていた、どん欲な姿勢も印象に残っている。努力が実を結ぶときは必ず来る。記者も向上心を忘れずに、もっと仕事に身を入れなければとつくづく思った。

(関西デイリー・中江寿)

2008年10月21日