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馬三郎25時

工藤修

慣れない場所で見た?馬券好きオヤジ?の神髄

 競馬ファンはごく自然に利用しているウインズだが、週末は競馬場で仕事をしている競馬記者にとって、たとえ近くにあっても遠い存在なのだ。
 
 先週の日曜、札幌に行っていたので時間をつくってウインズ札幌A館のエクセルフロアに突撃してみた。初めて利用したが、なかなか居心地のいい空間で、馬券検討&購買ともスムーズ。飲食が気軽にでき、ずっと座っていられるのは快適だった。

 思い思いに東京、京都のレースを楽しみながら一喜一憂していた人々も、秋華賞のパドックが映し出されると眼光の鋭さがアップ。そしてレースが始まり、直線に向くとあちこちからさまざまな声が飛ぶ。それまで静かな物腰だった前席に座っていた初老の人も「岩田?!」と声を絞り出していた。

 そして戦いは終わった。前席の人に笑顔はない。その後、隣の人が馬券を見せてひと言。「私は福永から入ったのですが、岩田の馬は切ってしまいました」とポツリ。すると、初老の方は「私は勝った馬から流していますが、1番は持っていないんですよ」と苦笑い。お互い肩を落とした姿に?馬券好きオヤジ?の神髄を見せてもらった感じがした。

 今週も2人はあの空間にいるだろう。

 (美浦想定班・工藤 修)

2008年10月24日

著者紹介

工藤修

工藤修

美浦想定班。身に覚えのある5年生存率77%というデータを常に頭の隅におきながらも、節制生活ができず日夜おびえている快楽主義者。予言らしき言葉を発すると、それに反して真逆なことが起きることで定評。神奈川県出身、B型。