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馬三郎25時

塩手智彦

もう一つのドラマがあった秋華賞

 ブラックエンブレムが秋華賞を制した。陣営がG?を獲らせるためにいろいろと工夫をしてきたことが、とうとう実を結んだのだ。

 この秋は早めに栗東へ入厩し、トライアルのローズSを使った後も本番までずっと栗東で調整。桜花賞やオークスの調整パターンを踏まえ、小島茂師は自分の信念に基づいてベストと思う方法をやってきた。関係者の苦労は相当だったと思うし、それを信じて任せてきた田原オーナーの器の大きさにも感服。心から「おめでとうございます」と言いたい。

 実はその裏にもう一つのドラマがあった。3着に粘り、1000万馬券の立役者となったプロヴィナージュのことである。1週前に出否を確認した段階では、自己条件の観月橋S(26日、京都12R)に向かう可能性が高かったほどで、前日の水曜時点でもまだはっきりと秋華賞出走を表明していなかったのだ。

 出走を決めたのは投票ギリギリの木曜日。小島茂師が栗東へ行き、自ら馬にまたがって確認した時だったらしい。金曜日に美浦で話を聞いた時は「出走を決めたことに対していろいろな声があったけど、実際に馬を見てすごくいい感じだったし、出来がいい今だからこそ、芝への適性をはっきりと見極めたい」と自信を持っていたのを思い出す…。

 やはり、競馬は何が起こるか分からない。これからもそういう馬を探して、大穴馬券をゲットしたいと強く思った。

(美浦想定班・塩手智彦)

2008年10月26日

著者紹介

塩手智彦

塩手智彦

 この世界にどっぷりとつかり、気付けば厩舎取材班ひと筋で20数年が経つ。マイペースながらも、着々と人脈を拡げてきた。常識にとらわれず、取材で得た情報を予想に反映させて、大穴ゲットといきたい。1971年6月10日生まれ、東京都出身、B型。