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馬三郎25時

意外と?厳しい騎乗停止常習者への“研修”

 今月中旬の美浦トレセン。武豊の来訪で盛り上がりを見せた後のことだった。蛯名、松岡と雑談していると、騎乗停止の話題へと移行した。お互いが入れ替わるように処分を科せられたこともあり、当然の成り行きだったかもしれない。

 「寺に行ってきました」。松岡のこの言葉がきっかけ。騎手に対する制裁のシステムについて、せっかくの機会なので簡単に述べさせて頂く。

 騎乗停止処分は重い制裁のひとつで、ほかにも戒告や過怠金が発生することを知っている読者の方は多いだろう。これらには点数がそれぞれついている。騎乗停止は高い点数、戒告は低い点数といった具合にだ。これが積み重なり、一定の点数を超えるとJRAにより“研修”が行われる。システム的には、自動車免許を想像すると理解しやすいだろう。

 研修の内容は、パトロールビデオを通じての指導やファンの声を聞かせることなど。しかし“常習”になってくると内容は濃い。前出の松岡騎手がまさにそれだった。4年連続で騎乗停止という失態を犯してしまい、厳しい研修が行われた。長文リポートの提出、競馬場で警備の仕事を体験。さらに寺で座禅―。精神を一からたたき直され、「気をつけないといけませんね」と本人も反省の色を見せていた。

 常習者への研修内容はあくまで特例。ただ騎乗停止のジョッキーはレースに乗れないだけでなく、研修などを科せられることを知っていれば…。ファンの方々も、自らが買った馬券が降着などで的中を逃した場合に少しは気分が紛れるかもしれない。

(東京デイリー・豊島俊介)

2008年10月28日