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馬三郎25時

林慶樹

存在感を高める関係者ブログ

 スプリンターズSと秋華賞を制した関係者の共通項、それは“ブログ”だ。

 スリープレスナイトのパートナー・上村騎手は
  「うえちんのひとりごと」(http://blog.livedoor.jp/uechin_hitorigoto/)

 ブラックエンブレムを管理する小島茂師は
  「小島茂之厩舎の本音」(http://s-kojima-stable.at.webry.info/)

 というブログをやっている。

 上村騎手のブログは自然体そのもので、文章から彼の誠実な人柄がにじみ出ている。スプリンターズS優勝に関する更新でも、本人が感じた喜びがそのまま読み手に伝わってきた。

 小島茂師のブログはレース前にひと騒動。プロヴィナージュ出走→ポルトフィーノ除外となったことで、それに対する閲覧者から批判のコメントが殺到。いわゆる「ブログ炎上」状態になってしまった。

 秋華賞の結果はご存じの通り、ブラックエンブレムが優勝し、プロヴィナージュは3着と大健闘。レース終了後、小島茂厩舎2騎の活躍を祝福するコメントで埋め尽くされたのは言うまでもないが、レース前の炎上の最中でも小島茂師を応援するコメントは決して少なくなかったのだ。

 「ブログ炎上」は、某日刊紙の先走りによるプロヴィナージュ回避報道が発端。ポルトフィーノのファンの中に、小島茂師に対して心証の悪くした人がいること自体は仕方がない。しかし、小島茂師はブログ上で「プロヴィナージュなら善戦以上も可能」と自信を持って出走を決めたことを書いていた。そして読者はそれを知っていた。

 関係者の本音に触れられる“ブログ”というシステムに感心しつつ、より多くの競馬関係者がブログから情報を発信し始めた時、競馬新聞や日刊紙はどういう存在になるのだろうか…ふと考え込んでしまった。

(栗東時計班・林 慶樹)

2008年10月29日

著者紹介

林慶樹

林慶樹

1980年2月20日生まれ、大阪府出身。栗東時計班。“人は明日新たな悲しみを知る。だから今日の喜びを噛みしめるのだ”の心で日々の職務に励む。予想は過去実績などデータ重視の波乱待ちで、人気馬から印が抜けることはしばしば。最近は株取引に熱心。