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馬三郎25時

 G?レースの数が多過ぎる

 秋華賞から数え、最終週まで平地競走で?レース。秋の頂上決戦は続く。谷間という表現は好ましくないとは思うが、今週はそのG?の舞台がない。グレード最高峰の戦いが毎週行われるなかで唯一、エアポケットに入っている。

 正直、ホッとする。あくまで僕個人の考えだが、G?レースの数が多過ぎるのではないか。米国のように山のように存在する国もあれば、英国は少なく、タイトルの重みを感じさせる。

 欧米の折衷派として成長してきた日本の競馬にとり、程良いスタイル、数なのかもしれないが…。メンバーの質が年々向上することで、誰もが認める形でグレードを引き上げるやり方は理解できる。

 いきなり登場した秋華賞という響きには、なじむまで時間を要した。牡馬よりも比較的早熟で、すでに春に二千四百メートルという過酷な戦いを同世代同士で終えている。
 
 秋に再び、馬群がひしめき合う京都の二千メートルで同世代同士で戦うことに、個人的には今も違和感を覚える。血統背景の変化や高速化に押され、あれほどの格式を持つ菊花賞でさえ存在意義を問われることがある。

 だが再び、ステイヤー色の濃い面々が自己主張をする場として、息を吹き返した感がある。ひと夏越えて古馬と戦うことを当然と捕らえれば、秋の盾やマイルCSに向かう選択肢も増えたからだ。

 同日に距離体系の異なるG?レースを行うことも可能なはず。伝統と緊張感を共有できるやり方をできないものだろうか。

 (関西デイリー・藤村和彦)

2008年11月04日