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馬三郎25時

安里真一

負けたときもさすが?プロフェッショナル?

 最近、悩み事が多い。完全に行き詰まっている。これまで何の努力もせず、自分勝手に生きてきたツケが回ってきたのだろう。

 人は逆境に立たされたり、壁にぶち当たったとき、前だけを向いて突き進むタイプ、弱音を吐いて妥協するタイプなど人それぞれだが、僕は「ムーンウォークの達人か?」と間違えられるぐらい、見せかけは前向きな性格で、実はネガティブに物事を考えてしまう後ろ向きの人間だ。

 先日の天皇賞・秋。女傑2頭のデッドヒートに、一人の競馬ファンとして久しぶりに酔いしれた。と同時に、今の自分の精神状態に響いたのが、敗戦を喫した調教師のコメントだった。

 「このレコードは相当速い。さすがウオッカですね。自分もああいう馬を調教して、いずれは鼻差で勝ちたい」と、写真判定の数分後には勝者をたたえてすでに前を向いていた松田国師。

 そして、アサクサキングスの大久保龍師も「あの牝馬2頭はとてつもなく強い。現時点での力の差は歴然でした。休養明けや距離面などもあったでしょうが、そこに敗因を求めたくはないんです。まだ4歳で馬体などを見ていても良くなる余地があると感じていますからね。どうやって鍛えるかを考え、強い馬にしていきたい」と課題を与え、真っ向から向き合っていた。

 さすが?プロフェッショナル?と呼ばれる方々たち。見習うべきことは多い。

(栗東想定班・安里真一)

2008年11月15日

著者紹介

安里真一

安里真一

1972年2月27日、大阪府出身。B型。栗東想定班。休日返上で意味もなく調教スタンドをうろつく“トレセン命”の男。もちろん裏付けがあるからこそだが、予想は3分、馬券は1分というひらめきで勝負するタイプ。