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馬三郎25時

土屋景

素質馬がウヨウヨいて見逃せない2歳牡馬戦線

 今年の2歳戦、特に牡馬路線は非常に面白い。馬券だけでなく、POGにも熱い情熱を注いでいる関係で、2歳戦は全レース録画してチェックしているのだが、「これは残しておこう」と思ってハードディスクに“保護”したレースがたくさんある。そこで今回は、年末の2歳重賞戦線に向けておさらいをすることにする。

 まずは、不良馬場の新潟2歳Sで豪快な最後方一気を決めたセイウンワンダー。それまでの2戦から「やや淡白な快速型だろう」と思っていたが、あの勝ちっぷりには正直、度肝を抜かれた。配合的にも距離が延びてどうかだが、朝日杯FSはもちろん、2000mくらいまでなら問題はないだろう。

 続いて、札幌2歳Sを1分49秒1のレースレコードで制したロジユニヴァース。力強く抜け出した内容は圧巻で、いかにも距離が延びて良さそうなタイプだ。ノットアローン、モンローブロンドのおいとなるネオユニヴァース産駒だけに成長力は未知だが、3歳春の前哨戦までは大崩れはないはず。

 そして、1分33秒3という驚がくの2歳京都芝1600mのレコードでデイリー杯2歳Sを勝ったシェーンヴァルト。配合的にスタミナタイプだと思っていたが、予想以上にスピードと底力があるようだ。今年、オークス&菊花賞馬を輩出し、評価急上昇中のジャングルポケット産駒だけに“本物”かもしれない。

 その他にも、野路菊S2着のプロスアンドコンズ、萩S3着のマナクーラあたりがガラッと変わってきそうだし、さらに超ハイレベルだった10月26日の京都芝1800mの新馬戦を快勝したアンライバルド、2戦目に4秒5も時計を詰めて16日の京都芝1800mの未勝利戦を大差勝ちしたリーチザクラウンといったスター候補が続々と出現中だ。

 本日の東スポ杯2歳Sを筆頭に、京都2歳S、千両賞、エリカ賞、中京2歳S、朝日杯FS、ホープフルS、そして事実上の大一番となるラジオNIKKEI杯2歳Sと、来年のクラシックを占う意味で重賞はレースが目白押し。さて、09年クラシックの最有力候補はどの馬になるか?

(編集部・土屋 景)

2008年11月22日

著者紹介

土屋景

土屋景

デイリースポーツから06年初、編集部に異動。3台のパソコンに囲まれ、日を追うごとに視力が低下中。『勝利への近道は血統攻略』という持論から、予想&馬券において血統の占める割合は50%。本命は1点、穴は総流しがモットー。