馬三郎25時

森田真司

閲覧しているだけでも楽しいヤフーオークションだが…

　最近、ヤフーオークションにはまっている。と言っても、購入するのが目的でなく、どんなものが出品されているのか見るのが目的。ファッションやアクセサリーなどの一般的なものから、アニメグッズやゲームなどサブカルもの、とにかく、ありとあらゆるものが売られている。さらに「すぐに１００万円もうかる方法」などの、怪しげな情報（しかも、なぜか安い…）もあり、閲覧しているだけであっという間に時間が過ぎてしまう。

　もちろん、競馬関係のグッズも多数出品してあった。ぬいぐるみやＤＶＤ、クオカードなどはまだわかるのだが、レーシングプログラムや終了したレースの馬券といった、「こんなのいるの？」と思われるものまで売られている。しかし、ファンにとってはまさに宝の山。ノドから手が出るほど欲しいものばかり。知人のディープインパクト大好き男も、オークションで“お宝”をゲットしたらしい。先日も「全出走レースの単勝馬券とか、凱旋門賞のレープロとか…」と得意げに話していた。

　ファンの収集欲というのはすさまじいものだし、そういう人たちによって競馬は支えられていると言っても過言ではないが、マナーに反する行為だけはやめてほしい。それは、プレゼントや好意でもらったサイン、ゼッケンなどの出品である。確かにとても貴重なもので、売れば高い値がつくのはわかる。しかし、そこは我慢のしどころ。価値のあるものを長い間持ち続ける人こそが、真のコレクターであり、真のファンと言えるのではないだろうか。

（栗東想定班・森田真司）

2008年11月24日