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馬三郎25時

武豊はやっぱりすごい!

 23日の京都競馬でショッキングな事故が発生した。5R・2歳新馬戦で武豊が落馬。右尺骨骨幹部骨折と診断され年内の騎乗は難しい状況だ。スーパールーキー・三浦皇成との天才対決、G?舞台での両者の激しいせめぎ合いを楽しみにしていただけに残念だ。

 次々とJRA新人記録を塗り替える快進撃で、関東競馬界の話題を独占している三浦には、マスコミの取材が殺到している。わたしも何度もこの若武者を取材しているが、当然ながら下調べが必要となる。そこで過去の記録をチェックすればするほど、浮き彫りになるのは武豊のすごさだ。

 そのひとつが減量騎手の特典。武豊がデビューした86年は20勝以下が3キロ、30勝以下は2キロ、40勝以下で1キロ減だった。これに対して現在は30勝以下が3キロ、50勝以下2キロ、100勝以下が1キロ減となっている。この違いは大きい。

 また、出走馬の決定システムも違う。86年は未勝利と500万下は完全抽選だったが、現在は前走5着以内の馬に優先出走権が与えられている。ほかにも細かいルールがあるなか言えるのは、86年当時は自分の騎乗予定馬が何頭も除外される危険性を秘めながらの出馬投票だったのに対して、現在は確実に出走できる馬がおり、安定した騎乗数の確保が可能になること。当然、成績が軌道に乗れば騎乗回数は増え、勝利のチャンスも大きくなる。

 もちろん、素晴らしい数字を残してきた三浦もやはりすごい。2人のガチンコ対決はこのあときっと数々の名勝負を生み、レースを華やかに彩ってくれるに違いない。(デイリー関東・小林正明)

2008年11月26日