馬三郎25時

赤木俊介

石川遼選手を少しでも見習おう…

　今年からゴルフを始めた私にとって、今一番注目しているのは石川遼選手だ。誰もが知っているこのスーパー17歳。プロ１年目で早くも獲得賞金が１億円を超え、新人賞を獲得するなどその活躍はすさまじい。甘いマスクにその半端ない実力が加われば、人気も当然すごい。テレビや新聞を見ていて、その姿を見ない日はないというほどの注目ぶりだ。

　テレビで彼を見て思うことは「しっかりした17歳だな」ということ。報道陣からの質問に対して、一言一句しっかりと的確に受け答えをしている。普通なら緊張してうまく話せないものだが、彼は違う。物怖じせず堂々としているのだ。試合でもそう。これだけの期待を一身に浴びながらも、そのプレッシャーに打ち勝つ精神力の強さ。並み大抵の若者ではない。

　あるテレビ番組で彼はこう言った。「練習は嘘をつかない」と。トーナメント中でも必ず毎日ドライバーで300球を打ち込むのだそうだ。毎日の絶え間ない努力が、この天才ゴルファーを生み出したのだろう。いつものんびり過ごしている私とは雲泥の差だ。

　何度も言うが、彼はまだ17歳。それに対して私は25歳。８歳も年上だというのに、人間としては彼の方が断然上だろう。何とも恥ずかしい限りだが、少しでも負けないよう、これからの人生を歩んでいこうと思った。

（栗東想定班・赤木俊介）

2008年12月10日