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馬三郎25時

文元仁

未来のために新たな血筋の出現を

 屈腱炎を乗り越え、見事にJCダートを制したカネヒキリ。JCはスクリーンヒーローが勝ち、これで3年連続で日本馬によるダブルJC制覇となった。外国馬の高い壁に何度もぶち当たっていた92年のトウカイテイオー以前の状況と比較すると、飛躍的な進歩を遂げたと言える。

 サンデーサイレンスの血が大きく貢献したということは、疑いようのない事実だろう。「サンデーの何がすごいって、やはりその切れ味が真っ先に挙がってくるだろうね。日本のそれまでの競馬を根本から変えてしまったほどだから。これはあくまでも憶測に過ぎないけど、種牡馬もおとなし過ぎる馬より、気性が荒いぐらいの馬の方が成功するんじゃないかな」とある厩舎関係者が話していたのを思い出した。

 ただ、「みんながサンデーを種付けしたから、血統にだいぶ偏りが出てきてしまったことも確か。サンデーの残した功績は大きいけど、競馬界の未来を考えると、いつまでも依存しているのは良くないと思う」とも続けてくれた。

 カネヒキリの父はフジキセキ。スクリーンヒーローは母父SS。サンデーサイレンスが亡くなって約6年の月日がたったが、その勢いはとどまるところをしらない。血を活性化させるためにも新しい勢力の出現が望まれる。

(美浦時計班・文元 仁)

2008年12月12日

著者紹介

文元仁

文元仁

東京都出身、美浦想定班。「馬券は潔く単勝勝負」がモットー。ただ、「ここぞ!」という時の勝負での取りこぼしが多く、私生活と共に詰めの甘さを残す現状。最近では複勝も買おうかと迷っている弱気なB型。