馬三郎25時

堀尾政宏

トレセン内で意外と多い個人投資家

　今年の流行語大賞に輝いた?アラフォー?世代に突入した。年を取ると月日の経過が早い、とはよく言ったもので、今年もあっという間に終わろうとしている。

　だが、この秋「個人投資家デビュー」を果たした自分にとっては、いい意味で時間が足りない。休日の月、火は昼間に株のデイトレード、夜はスポーツジム通いが日課となり、水?金がトレセン、土日が競馬場と、10月以降はほぼこの繰り返しだ。投資家としてはまだまだ修行中の身だが、売買のタイミングを見極める勝負勘などは本職に通じるものがあり、今後も時間が許す限り続けていきたいと思っている。

　実はトレセン内にも株をやっている関係者は多く、調教スタンドには、各スポーツ紙と一緒に経済専門紙が毎日置かれており、調教の合間には必ず誰かが手にして情報収集をしている。しかも、勝負の世界で生きているだけあって、私の知る限りほとんどの人がこのご時世（株安）にもかかわらず、株でもうけているというから驚きだ。それにあやかりたいと、最近は取材の最後に情報交換をするなど、トレセンでは毎日忙しい。

　勝負事や賭け事は、自分の身の丈にあった範囲でやるのがモットー。皆さんも?もち代?や?年末調整?という身勝手な理由をつけて無謀な馬券買いに走り、年を越せないということだけはないように願いたい。

（栗東想定班・堀尾政宏）

2008年12月20日