馬三郎25時

大沼博之

大一番に向けて美浦は最高の盛り上がりを見せている！

　イルミネーションで彩られた街中とは違い、トレセンの中にいると、クリスマスムードを一切感じないが、今年の有馬記念は関東から人気馬が出走するということもあり取材陣はいつもより多い。普段は見かけない美人キャスターもちらほら見かけるなど、熱気にあふれている。

　その取材陣が最も気にしているのはグランプリ連覇を狙うマツリダゴッホの国枝師。２０日（土）の早朝、いつものように馬三郎記者席に顔を見せてくれたのでゴッホの状態を聞くと「いいよ！去年と同じレベルまで持ってこれた。勝てるべ！」と力強い一言。

　そして今日の追い切りの後、ポリトラックコース担当の佐野記者に時計を確認した時の声も弾んで、仕上げに全く不安はない様子だった。「ついでに相手はどれですか？」と聞いたところ「ダイワスカーレットは強いけど、これだけのメンバーがそろい、中山２５００ｍというタフなコースは牝馬ではきついんじゃないかな。怖いのはスクリーンヒーローだよ」と、勢いに乗る関東馬をライバルに挙げていた。いよいよ今年最後の大一番に向けて美浦トレセンは最高の盛り上がりを見せている。

（美浦時計班・大沼博之）

2008年12月24日