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馬三郎25時

“ミスター・ピンク”は元気いっぱい

 先週の木曜、内田利雄騎手と食事をした。

 元・宇都宮競馬のトップジョッキー。05年に同競馬場が廃止されると、地方競馬初の“フリー”として期間限定で、日本全国の地方競馬場を単身、ムチ一本で渡り歩いている47歳。昨年は海外へも進出。4月には日本人初のマカオG?(マカオホンコントロフィー)を制覇。6月からは韓国の釜山競馬場を本拠地に、同地で69勝を挙げてリーディングに輝いた。そして今回、その功績が認められて、NARグランプリの特別賞を受賞した。

 ちょうどその発表当日の夜だったこともあり、普通の飲み会が、幸運にもお祝いの席に早変わり。「ボクがもらってもいいんですかねえ」と照れたが、携帯に“おめでとうコール”が相次ぐと「元気なうちはどこでも乗りに行きますよ」と細い目をさらに細めていた。今年も再び韓国へ渡る予定がある。いまイタリア料理を勉強しているという息子さんにかけて、「今度はヨーロッパ進出なんてどうですかね」と振ってみたら「行ってみますかあ」とさらに目が細くなった。

 今年の正月は久々に宇都宮の自宅でのんびり。しかしそれもほんの少し、12日からは浦和競馬場に本拠地を移し、3月13日まで南関東で騎乗している。フリーの道を選んだ当初はなかなか各競馬場から受け入れてもらえず、国内で乗ることも断念しかけたが、競馬に乗りたいとの一心から重い扉を開いた。サービス精神も旺盛で、地元・宇都宮のバンド「ひまわる」のメーンボーカルとしても活躍。競馬場などでのイベントも精力的にこなしている。

 ピンクの勝負服から“ミスター・ピンク”の愛称でも知られる、さすらいの3000勝ジョッキー(地方で3186勝)は、まだまだ元気いっぱいだ。南関東での活躍を応援したい。

(東京デイリー・村上英明)

2009年01月13日