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馬三郎25時

大沼博之

年末はアルゼンチンへ、進化し続ける勢司師

 普段から馬三郎時計班の席に顔を出すことが多い勢司調教師。馬との距離を大切にすることで有名な師で、常に新しいことに挑戦する姿勢を崩すことなく、今でも海外研修などには積極的に参加している。

 昨年末はアルゼンチンに行ってきたそうだ。なぜ、ポピュラーな北米や欧州ではなく南米なのかと聞いてみると、「日本でもディアデラノビアなど南米血統の馬が活躍しているし、06年のBCクラシックを勝ったインヴァソールを筆頭に、北米へ移籍して活躍する馬も多い。日本ではマイナーだけど、レベルは高いので学ぶべきものが多いと思って参加したんだ」と話してくれた。

 続けて「まず驚いたのは、鞍を使わずに乗っていること。それで普通に馬を御してるのだから、彼らは感覚が違うんだろう。そして、馬との距離が近いからおのずと強い信頼関係が生まれるんだ。いい意味で古いんだろうね。日本がすごく恵まれた環境であることは間違いないが、こっちでは忘れてしまった根本的なものを思い出させてもらった」と師ならではの解釈を熱く語った。

 牛肉の消費量が世界最高水準の国だけに「しばらく牛肉はいらないね」と笑っていたが、その表情には充実感が漂っていた。これからも進化し続ける勢司師から目が離せない。

(美浦時計班・大沼博之)

2009年01月16日

著者紹介

大沼博之

大沼博之

美浦時計班。50万キロ突破目前の愛車同様、丈夫だけが取りえだったが、年齢とともに頭髪と記憶の薄れが目立つ。ハイリスク→ローリターンならともかく、ノーリスク→ノータリーンとならぬよう24時間競馬と真剣に向き合う。