馬三郎25時

城谷豪

スタンスが変わった？中京本紙予想をよろしく

　函館競馬場の改装に伴い、今年のローカル開催は異例のスケジュールだ。札幌で12日×２開催（３開催分）行い、残った１開催分は新潟６日間＋中京２日間。例年２開催施行される中京を３分割し、１、３、12月に６日間（３週間）ずつ行われるのだ。

　その６日間組み込まれた１月の中京が本日で終了する。今開催は重賞がなく、出走馬も総じて低レベル。予想に時間を要すレースが多かった。中でも最も頭を悩ませたのが先週の日曜（18日）。塾考しそれなりに仕上がったと納得して翌土曜の攻め馬に向かう途中、中京の本紙予想を担当する他社の先輩記者に言われた言葉が胸に突き刺さった。

　「日曜の予想は確かに難しかったけど、そういう日こそ強気の予想をするべきやと思う。裏パー（全12Ｒ予想不的中）を恐れるあまり、おざなりな守りの予想になるのだけは避けたいねん」

　確かに、悩んだ挙げ句に「無難」な印を打ったレースがあった。競馬記者となって10年。予想を打ち始めたころのような新鮮さが失せ、自分自身の中で妥協した予想に傾いていたかも知れない。そして、その流れに気づいてすらいない自分がいた。

　しかし知ってか知らずか、そのことを思い出させてくれた良き先輩の言葉を胸に、初心に戻って攻めた◎を打ち続けたいと思った。今週の紙面で「あれ？中京の本紙予想、少しスタンスが変わったな」と思ってもらえれば、幸いである。

（栗東時計班・城谷　豪）

2009年01月24日