馬三郎25時

赤木俊介

絶対に芝向きの新馬で流れを変える！

　年が明けて２カ月。振り返ってみると、１?２月はどん底だった。予想は好調なのに、馬券は壊滅状態。プラス収支で終えたのは、８週中たったの１週だけ。昨秋の快進撃がウソのようなこの悲惨な状況に、一時は馬券を買うのをやめようと思ったほどだ。

　ただ、そこは競馬記者の宿命か、やはり目の前でレースが行われていると馬券を買わずにはいられないのである。当たる気がしないのに、それでも馬券を買う。まさに『馬券依存症』である。なぜ当たらないのか？馬券センスのなさが大方の理由だが、それ以外にもいろいろと理由はある。

　考えられるのは、この時季に行われる競馬であるということ。冬はその日の天気、気温によって馬場状態が変わってしまうのだ。土曜は外差しばかりだったのに、日曜になるとイン差しが決まる。レース後の取材でも「今の馬場はよくわからない」と騎手が話していたほど。「騎手がわからないのにオレにわかるはずがない」といい聞かせて、この２カ月間の総括とする。

　開催が変われば流れも変わるもの。今週は今までの負けを一気に挽回するチャンスだ。「坂路では目立たないが乗り味がいいし、コースで追った今週の動きは良かった。絶対に芝向きだよ」と平田師が語る阪神５Ｒのトーセンロマネで負債を完済するつもりだ。

（栗東想定班・赤木俊介）

2009年02月28日