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馬三郎25時
人柄を表した最後の物語
別れの季節。2月いっぱいで武邦師、浜田師、中尾正師という3人のG?トレーナーが引退した。いろいろとお世話になった方々だけに、とても寂しい気持ちだ。最終日となった28日は、中尾正師は3頭をスタンバイ。武邦師は阪神2R、息子の武幸Jとのコンビで有終の美を飾った。浜田師は出走予定馬がなく、静かに調教師人生を終えた。
浜田師のラストには人柄を表した、こんな物語がある。「結果はともかく、この馬で終わろうと思っていたんだ」。浜田厩舎の最後を飾ったのは、2月21日・京都8Rのタカプリンセス。鞍上には小林慎一郎Jを配して結果は14着だった。「うちの初勝利(初出走も)はピカソボーイという馬だったんだ」。ピカソボーイはタカプリンセスの伯父にあたる間柄。25年の月日をゆかりある血統で締めくくった。ジョッキーもそうだ。小林慎Jの父である常浩氏は、浜田厩舎の元調教助手。「慎一郎はうちの厩舎で生まれたようなもの。あいつは“僕でいいんですか?”なんて言うから、お前しかいないって言ってやったんだよ」。幼きころから可愛がってきた同騎手に、その手綱を託したのだ。
師は現在、リンパ腫の病と闘っている。「逃げたら駄目。がんと戦う意識を持つためにも公表しているんだ」。3月からは本格的な治療も開始する。その一方で、競馬への熱い思いは消えない。「これからは自分のお金を投資しながら競馬を見てみたい。もちろん、破産しない程度にね」とちゃかすように笑った。
「競馬を見ているのが一番楽しい。騎手の目で“こう乗ったら…”なんて思いながら見るのが面白いんだ。これからはいちフアンとして楽しめるかな」と笑顔の武邦師。「この後はのんびりと旅行でも。でも息子(秀正師)がいるので、競馬には関わっていきたいね」とにこやかな中尾正師。皆様、どうもお疲れさまでした。
(関西デイリー・矢野幸一)
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