馬三郎25時

赤木俊介

ありがたい２場開催

　先週で冬の小倉開催が終了。今週は阪神と中山で競馬が行われるが、この２場開催は我々、想定班にとっては束の間の休息となる。３場開催だと出走頭数が多く、おのずと仕事量が増えるのだが、２場開催だとレース数が少なくなるため、談話を聞いてコメントを打ち込む作業が少なくなり負担が軽くなる。例えば私の場合、３場開催だと平均で１００頭前後。多い時は１２０頭くらいの馬が出走意思を表明し、その全頭のコメントを取らなければならない。しかし、２場開催の今週は全部で５０頭ほど。３場開催の時のほぼ半分である。一般ファンの方々からすれば少し物足りなさを感じるかもしれないが、想定班にとってこの２場開催は言わば“ラッキー週”なのである。

　もちろん私個人にとってもこの２場開催は非常にありがたい。ただでさえ気のないレースに手を出してやられてしまうことが多いだけに、レース数が少なくなれば出費を抑えることができるからだ。最近はゴルフに行く機会が増えて金欠状態がひどくなる一方。この２場開催で懐のひもを緩めないように気をつけて、次の給料日までの２０日間を乗り切りたいと思う。

（栗東想定班・赤木俊介）　

2009年03月05日