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馬三郎25時
鶴谷義雄
変わる競馬社会にさびしさも…
関東では今年、定年を待たずに5人の調教師が勇退。それぞれ、昭和の激動を乗り越えた人ばかりだ。「昔の話をしても、分かってもらえる人がいなくなった。やはり寂しいね」とその中の一人、大和田稔師はポツリともらしていた。
大和田師はジョッキーからの転身組。昔は厩舎に所属し、家族的な雰囲気があった。二本柳俊夫厩舎の主戦として、逃げ馬に乗らせると実に達者だった。「二本柳先生は怖くてね。返し馬でも双眼鏡でのぞかれじっと監視。?落ち着かさせなければダメだろう??馬が変な格好をしていたけど何かあったのか??など厳しくしつけられたよ」と懐かしそうに笑った。そして「今の子は勝ったときにガッツポーズをするけど、これはとんでもないこと。?馬がバランスを崩して故障する?と厳しく言われたものだよ」と世相の変化に戸惑いを見せていた。
そういえば、ミスターシービーで3冠ジョッキーに輝いた吉永正人元騎手(故人)も、決して派手なプレーを見せなかった。お互いに薩摩焼酎をよく飲んだが、「ファンサービスで手を挙げたり、顔を上げればいいのに」と言ったことがある。そうすると「ちゃんと乗ることだけが使命」と、引き揚げるときは最後まで馬の頭を見ていた。
競馬の社会もどんどん変わってきている。
(美浦時計班・鶴谷義雄)
2009年03月06日
著者紹介
鶴谷義雄
山口県出身、07年夏の福島開催で還暦を迎えた。郷土の先輩に作詞家の星野哲郎氏がいて、学園闘争中、学校封鎖のため弟子志望で訪問したことがあるのは今となってはいい思い出。「旬に生きる」が信条、老いてさらに勝負勘を磨く。
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