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馬三郎25時
加藤剛史
美浦Wのカラクリ
速い追い切り時計を出す馬が好きだった。9年前の高松宮記念でブービーに敗れたマイネルラヴ。前哨戦のシルクロードS出走前にウッドコースで5F59秒台の時計を叩き出したときには鳥肌がたったものだ。
調教時計を重視する方ならお気づきのはず。3週間前から美浦のウッドコースの時計が異様にかかりだしたことを。前日のコラムで小林記者も触れていたが、具体的ではなかったので、ここでそのカラクリを明かしておくことにする。
今まではコースの外側に出入り口があって、速い追い切りをかける馬は内めを回ることが義務づけされていたが、出入り口が内側に変更されたことにより速い追い切りは基本的に馬場の外で。1周1600mのウッドコースで大外を回った場合の軌跡距離は1713m。単純計算でいけば5Fの追い切りでは70m以上は長く走らなくてはいけない訳だ。全体の時計が2秒近く余計にかかるのは当然のこと。今のウッドでは5F65秒台を出せれば上等。外を回ってくる分、馬にかかる負荷も大きくなっており、昔のように直線スパッと伸びてくる馬もそうはいない。ラスト1Fを12秒台でまとめてくれば優秀な部類である。
高松宮記念出走のアーバニティ。単走で5F65秒5?3F38秒9?1F13秒2(馬なり)はかなり光る動き。連闘後の中2週でこれだけやれるのだから、デキに関しては文句なしと判断していいだろう。
(美浦調教班・加藤剛史)
2009年03月25日
著者紹介
加藤剛史
1975年12月27日、埼玉県出身。美浦時計班。浦和競馬のきゅう舎隣りで幼少時代を過ごし、今も目の前には当たり前のように馬がいる。他人の知らないお宝馬を探し、馬券を仕留めることが唯一の生きがい。血液型A。
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