馬三郎25時

古河雄一郎

編集部に抗議殺到！その理由とは…？

　先週から春のＧ?シリーズが開幕し、馬三郎紙面ではさまざまな新企画がスタート。Ｇ?恒例の『総額１００万円馬券プレゼント』も実施している。やはり大好評企画だけあって、たくさんの応募をいただき、紙面に対するさまざまな読者の声が寄せられた。１通ずつ目を通し、「なるほどな?」とか「これは厳しい意見だな」と思いながら読んでいる。常に一読者、一ファンとして紙面作成に取り組んでいるつもりだが、先週は我々編集スタッフが思いもよらないことが起こったのだ…。

　２７日付けの土曜版は広告や、前売りの高松宮記念を含む４重賞を掲載するため、通常の紙面構成は不可能となり、『出走馬一覧表』を休載し発刊したのだが、店頭に並んだ直後から編集部に抗議の電話が殺到した。休載に当たっては、注目度が低いものを選んだつもりだが、実際は違ったのだ。

　抗議の内容に共通していたのは『出走馬一覧表』で予想する読者の多いこと。これほどまでに支持があるコーナーだとは思っていなかった。

　コラムや馬柱、出走馬情報、調教タイムなど、全レース掲載が馬三郎の売りと思っていたが、競馬の予想は千差万別。いろいろな方法あるのだと痛感した。先週は意外な形で読者の声をじかに聞くこととなったわけだが、今回の件を真摯（しんし）に受け止め、読者により近い競馬新聞・馬三郎を作っていかねばとの思いが強くなった。そして『出走馬一覧表』を活用している方には、ご迷惑をおかけしたことお詫び申し上げます。今週号は通常通りの掲載ですので、またよろしくお願いします。

（編集部・古河　雄一郎）

2009年03月30日