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馬三郎25時

競馬場改装に思うこと

 高松宮記念で盛り上がった中京競馬場は、来年から全面改装に着手。12年の春に完成する。函館競馬場は昨年からリニューアル期間に入っており、今年は代替競馬を施行する。正月に中京競馬を1開催増加。さらに夏の札幌競馬を1開催加えることで、計3開催分をカバー。来年夏の再オープンを待つ。

 規模や目的の違いはあっても、改装という言葉は期待感を募らせる。馬場の改良でいえば、何より安全性が最も大切。スタンドの改装なら、ファンの皆さんがより快適に1日を過ごせること。まずはこのシンプルな土台があって初めて、その後の肉づけが始まると個人的には思っている。あくまで希望として思うのは、将来のことである。JRAには全部で10を数える競馬場がある。中京、函館以外でも、少しずつ改装する機会が出てくるだろう。

 その際には今以上に、各競馬場の独自性、個性が際立つようにできないだろうか。何より、伝統を重要視してほしい。その競馬場で特にファンを魅了した競走馬や騎手、調教師に敬意を払い、功績をたたえるものを目に届くところにたくさん設ける。引退した人馬だけでなく、現役の人馬の記録を刻まれたものがあってもいいと思う。明るい色を多く使用し、華やかな花が咲き誇る競馬場。伝統と現役の力をもらい、植物のパワーと酸素をいただく。美しい場所には女性が足を運ぶ。やがて母になり、その子供がスタージョッキーになる。これが本当の還元ではないか。

(関西デイリー・藤村和彦)

2009年03月31日