馬三郎25時

城谷豪

読者のためにも枠順の早期発表を

　約４カ月に渡る本年度のローカル本紙も先々週の中京でひと段落。最大の見せ場となる高松宮記念を今年も外し（７年担当で的中は２回）アピールし損ねる形で終了した。今季の中京は３週間開催で、内ラチ沿いの馬場状態が悪化する前に終了と、実力以上に逃げ馬や内枠の馬に有利な結果が続出。

　枠順といえば、競馬新聞は時間との戦いのため、通常発表される前日午前10時までに予想や見解を全て済ませているのが現状で、そこから◎を変更したり、印を大きく動かしたりするのはほぼ不可能。いざふたを開けてみれば◎が大外枠なんてことは良くある話。木曜日の出走馬確定時に枠順まで発表してもらえれば…。特に小回りコースでは、しばしばジョッキーもレース後のコメントで挙げているように枠順の内外の差は絶大。いくつかのＧ?で前々日発売を理由に木曜時点で枠順を発表しているのだから、不可能なことではないと思うし、枠順を加味した予想は必ず読者の馬券検討にもつながるはず。

　だが、本当に記者の理想が現実となった場合、予想で結果が出なかったら……このままの方がいいのかなぁ。

（栗東時計班・城谷豪）

2009年04月12日