馬三郎25時

浜口和也

ＧＷはステイゴールドの血が騒ぐ

　いよいよゴールデンウィーク。今年は最大１６連休の会社もあるらしい。友人たちに聞くと「旅行に行く」とか、「とりあえず家でまったりする」とか、皆、普通に連休を満喫する様子。一方、我ら記者はというと、当然競馬があるわけで、祝日など関係なし。こればかりは仕方ないことだが、何となく異世界にいるような感覚だったりする。

　そのゴールデンウィークに行われるのが、長距離Ｇ?・天皇賞（春）がお約束だが、個人的に思い出深いのがメジロブライトが制した９８年だ。１０番人気のステイゴールドが２着に突っ込み、「ゴールデンウィークだけにステイ“ゴールド”かいな?」なんて、しょうもないことを言ったような記憶が…。まぁ、それは別として、この馬の「底力」を見た一戦であった。

　今年はそのステイゴールドの血を引くドリームジャーニーが出走を予定している。現時点での参戦は確定していないが、大阪杯でディープスカイを撃破した充実ぶりは目を見張る。一気の距離延長となるが、折り合い面に進境を見せている今なら克服も可能。父同様、気持ちのこもった走りに注目してみたい。

（栗東時計班・浜口和也）

2009年04月26日