馬三郎25時

森岡健一郎

絶好調の勢いを分けて頂きたいもの

　どうも馬券の調子が上がってこない。きっかけをつかめれば変わるだろうが、年明けに大魚を逃してからと言うもの、ここまで会心の一撃は皆無に等しく、週末になればお約束のように諭吉の姿が消えていく始末。今は何をやっても裏目の”暗黒の時代”。ここは来るべき機会に備えて我慢するしか方法はなさそうだ。

　そんな、低調な当方とは対照的に目下絶好調なのが大橋厩舎。先週の時点で早くも去年の勝ち鞍にあと２勝と迫る１２勝をマーク。まだ、折り返し地点にも入っていないのに、これだけの数字を残している点は立派としか言いようがない。

　「去年のうちに勝たなければならなかった馬が、今年に入ってしっかり結果を出しているからね。別に厩舎の方針が変わったわけでもないし、あくまで自然の流れに沿っているだけだよ」と好調の秘訣を教えてくれた大橋師。

　今年に入って５００万を勝ち上がった４歳勢が６月中旬の番組再編成で同クラスへ降級。２歳馬も４頭入厩して夏競馬へ向けて、さらに勝ち星を積み重ねて行きそうな予感。スランプで悩んでいる当方に、少しでもその勢いを分けて頂きたいものである。

　　（栗東想定班・森岡健一郎）

2009年05月03日