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馬三郎25時
上田健悟
ひとつ知識が増えました
いつも通り沖師に取材をしていると『しゃけつ』という耳慣れない単語が。顔に?マークが浮かび上がっているのを察してか、丁寧に教えてくれた。
「瀉血(しゃけつ)というのは、馬の首の血管に針を挿して血液を抜く手法のこと。ササ針治療の簡易版のようなもので、筋肉疲労によって巡りの悪くなった血液を抜き取ることで、自然治癒力を活性化させるんだ。効果について科学的根拠が示されている訳ではないし、若い調教師は知らない人も多いかもしれないけど、昔からの経験則として今もうちの厩舎では取り入れているよ」と沖師。人間の世界でも多血症やC型肝炎の治療としての瀉血が行われるし、鍼灸(しんきゅう)の分野でも似たような方法が存在する。欧米のホースマンは日本のササ針を見て「クレイジー!」と卒倒するらしいが、まさに“東洋の神秘”だ。
「カイバにしても、相対的にタンパク質の摂取量が増えてきているし、調教も昔ほどハードにやらなくなった。人間同様に馬もドロドロ血になりやすくなっているね」と変化に不安をのぞかせる。しかし「最近はカイバにゴマを加えているんだ。ほら、セサミンが血液にいいらしいから」と新しいものに積極的でもある。人も馬もメタボを気にする時代。沖師の試行錯誤はこれからも続くだろう。
(栗東想定班・上田健悟)
2009年05月23日
著者紹介
上田健悟
1983年7月7日、大阪府出身。栗東想定班。 08年に入社の新米記者。トレセンはまさに未体験ゾーン。一人前を目指し、地に足をつけて頑張っていきたい。馬券は穴党。ひらめきと裏づけで探し当てた穴馬からの流し馬券で高配当を狙う。特技はサックスも楽器は未所持。血液型B。
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