馬三郎25時

佐野裕樹

札幌で目立っている２歳馬を紹介します

　函館競馬場の改修工事に伴い、今年は１カ月半ほど早くスタートする札幌競馬。昼間は半袖で過ごしていた美浦トレセンとは違い、とにかく寒い。まだ厚手のジャンパーを重ね着して過ごしている。

　毎年のことだが、開幕週の追い切りはなかなか見応えがある。中でも２歳馬は事細かくチェック済みなので、ここでは何頭か紹介してみたい。

　土曜４Ｒ・タガノガルーダ（牝、父ネオユニヴァース×母タガノシャルフ・本田厩舎）は、実戦さながらの４頭併せで最先着。気性が強く、いかにも初戦が良さそうなタイプだ。

　日曜４Ｒ・ディアブラスト（牡、父タヤスツヨシ×母ラピュセル　宗像厩舎）は、追い切りでは併走馬をアオる勢い。見栄えのする馬体から将来性は十分だ。

　次週以降のデビュー組ではクロガネ（牡、父クロフネ×母ゴールドレリック・鶴留厩舎）。父クロフネに似た雰囲気があり、力強いフットワークが印象的である。

　そして目玉となるのが、アドマイヤテンクウ（牡、父キングカメハメハ×母エルダンジュ・松田博厩舎）。入厩したばかりでこれからピッチを上げていく段階だが、馬体の雰囲気はピカイチで、ぜひとも覚えておいてもらいたい馬だ。

（美浦時計班・佐野裕樹）

2009年06月18日