馬三郎25時

城谷豪

“キングオブポップ”急死の衝撃

　金曜朝の調教スタンドに衝撃が走った。ーマイケル・ジャクソン死亡ー“キングオブポップ”と称され、アルバム「Ｔｈｒｉｌｌｅｒ」を全世界で１億枚以上売り上げ、黒人の映像をほとんど流さなかったＭＴＶにその概念を取り払わせるなど数々の金字塔を打ち立てた言うまでもなく２０世紀最高のエンターティナーの１人。
　
　ＨＲ＆ヘヴィメタル一直線だった筆者でも「Ｔｈｒｉｌｌｅｒ」「Ｂａｄ」「Ｄａｎｇｅｒｏｕｓ」のアルバム３枚は今も家に保存してあるほど、我々昭和４０年代生まれの世代には多大な影響を与えた大スターだった。晩年は様々なゴシップやスキャンダルに巻き込まれたものの、その評価が変わることはないだろう。

　またエチオピア難民救済に立ち上がった“Ｗｅ　ａｒｅ　ｔｈｅ　ｗｏｒｌｄ”を始め、世界の子供たちのために設立した“ヒール・ザ・ワールド基金”や各国への医療物資供給など慈善事業に力を注いでいたのも彼の功績の１つ。

　１９８７年にソロとして初来日し西宮球場で行われたコンサート、球場脇の歩道橋からこぼれる音と沸き上がる歓声を聞いたのも今となってはいい思い出。明日はＰＶでも見ながら少し感傷にふけるとしよう。

　（栗東時計班・城谷豪）

2009年06月28日