馬三郎25時

林慶樹

夏競馬もいよいよ本番に突入

　春のグランプリが終わって夏競馬もいよいよ本番に突入。今週から栗東トレセンの平日の馬場開場時間（調教開始）は１時間繰り上がって、５時スタートになりました。早起きはトラックマンの宿命とはいえ、プロ野球のナイター終了より前に寝る生活に馴染むのはなかなかに大変。しっかりと生活のリズムを整えて、夏バテしないように務めます。

　そして今週からＤコースがニューポリトラック馬場への改造工事のため、閉鎖になりました。池江郎厩舎や松田博厩舎など、これまでＤＷや本馬場で追い切りを行っていた馬を坂路小屋からじっくり見られる機会が増えそうなのでこれは楽しみです。ちなみに今回の工事は順調なら９月末まで。１０月から新コースを使用できる予定です。

　気象庁発表の７?９月の３カ月予報によると、今夏は南米ペルー沖で海面水温が上がって世界的な異常気象をもたらすとされる“エルニーニョ現象”が発生する恐れあり。過去の統計でエルニーニョ発生時の夏は、西日本を中心に低温の傾向らしいが、栗東の昼間は日を追うごとに、うだるような暑さが威力を増してきている。競馬場では燃えるような灼熱のレースを、栗東近辺は燃えることのない適度な夏をお願いしたい。

（栗東時計班・林慶樹）

2009年07月01日