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馬三郎25時

“転職”スタッフの今後に期待

 安田伊佐夫師の死去により、厩舎の馬やスタッフは一時的に武田師の管理下に置かれたが、その後、新規開業した清水久、牧浦の2厩舎へと分かれた。新たなスタートを切って、そろそろ1カ月が経過するが、安田伊厩舎当時には自由奔放(言い過ぎか?)に過ごしていた人たちに、近況を聞いてみた。

 かつてメイショウドトウを担当していた千田智久厩務員は、森厩舎イズムを継承する牧浦厩舎へ。チームワークを重んじるスタイルは、個人プレーに走っていた前厩舎とはまさに正反対。自分の担当馬はなく、給料形態も「厩舎の収得賞金÷従業員数=給料」という“完全プール制”だ。

 「仕事はきついけど、やっと慣れてきたかな。みんなが一斉に仕事をするなかで、手があいている人が“今、何をすべきか”を考えないといけない。その考え方は、前の厩舎とは正反対やな」。プール制は軌道に乗るまでが大変だが、厩舎が一致団結して戦う“一体感”は、何物にも代え難いものがある。森、小崎厩舎に負けない、強い厩舎を築き上げてほしい。

 一方、攻め専(調教専門)の松下武士助手は、清水久厩舎へ。師は名門・浜田厩舎出身。昔ながらのやり方では…と思っていたが「いいえ。今どきの感じですよ。唯一、寝わらを使っているところが昔っぽいかな」とのこと。続けて「ウチは担当制なんですが、各人が要領よく仕事をすることを心掛けています。プール制のようにまだシステムは確立されていないけど、先生は“いいものはどんどん取り入れていく”という考え。その分、柔軟性がありますからね」と新厩舎の“可能性”を強調した。タイプの違う2つの厩舎から、どんな名馬が誕生するのか。今から楽しみでならない。

(関西デイリー・松浦孝司)

2009年07月07日