馬三郎25時

城谷豪

視力回復で馬を見る目もアップ？

　約25年「メガネマン」生活が続いていたが、５月末に一念発起し視力回復手術を敢行。メガネを卒業することになった。世間で評判のレーシックは眼球の形状から手術不可能と診断され、受けたのはあまり世に浸透していないラセックという手法。周りからは「何が違うん？」と聞かれるが正直、詳しい知識はゼロ。「眼球の皮を１枚むいてそこにレーザーを当てる」と説明をするのが精一杯だ。

　これだけ聞くと痛くて怖いイメージを受けるが、手術時間は10分程度。しかも点眼の麻酔薬を使用するので痛みはほとんどない。当然入院もなく30分後には帰路についた。人生初の手術は意外なほど淡泊だった。

　ただ、翌日から普段の生活に戻れるレーシックとは違い、ラセックはやや回復に時間を要する。数日間サングラスを使用していたが、紫外線がまぶしくて涙が止まらなくなるし、目を開くのにひと苦労。４日後に保護用コンタクトを外してからはだいぶ落ち着いたものの、その間は少し手術を後悔したほどだった。

　だが日に日に視力がアップ。今では左右とも１・５と夢のような視力を手に入れた。あとはこの目をどれだけ仕事に生かせるか。幸い先週から予想も馬券も上向き。さっそく効果が出てきた印象だ。さらに眼力を肥やし、手術費用を完済したいと思っている。

（栗東時計班・城谷　豪）

2009年07月12日