馬三郎25時

夏の思い出に…ローカル競馬を見に行こう

　先週、今年初めての小倉競馬場への出張となった。夏競馬はすでに行われているが、記者にとっては、実質的なシーズン突入。春、秋の競馬と違い、ローカル色が際立つが、この時期は多くの競馬関係者が楽しみにしている。南へ北へとその土地に滞在して、地元ならではの食べ物を味わうことは大きな楽しみのひとつ。騎手の多くが、小倉や北海道に滞在するのもうなずける（もちろん、調教をつけるなど、仕事はしている）。

　記者も競馬担当をしていて、楽しみな時季のひとつである。仕事をしながらの“旅打ち気分”。出張先で遊ぶ金を馬券で稼ごうと、普段以上に？取材にも熱が入る。もうかれば名物を食べ、夜の街ではお姉ちゃんから、街の情報を仕入れる。こう書いていると、遊んでばかりのイメージだが…。

　ＪＲＡのＣＭではないが、ファンにもぜひ、現地で競馬を満喫してもらいたい。この時期しかない、競馬の楽しみ方がある。アフターも充実している。交通費、宿泊代と出費がかさんでも、１度はやってみる価値はある。普段の生活から離れて、新聞とガイドブックを持って出発。その先に天国か地獄が待っているか分からないが、忘れられない夏の思い出になるはずだ。

（関西デイリー・中江　寿）

2009年08月04日