馬三郎25時

上田健悟

馬券でもうけて世界に誇れる温泉地へ

　小倉にやって来て、もうすぐ２週間になる。関係者などからは、阿蘇山や耶馬渓、高千穂峡など、九州の名勝地での体験談が数多く聞こえてくるが、出張初体験の?小倉ビギナー?の筆者は、まだ北九州市内をウロウロしただけ。ということで、何かお薦めはないものかと、経験豊富な先輩記者たちに聞いてみた。

　「それなら別府温泉なんかええんとちゃうか？」と言うのは、同じ記者席で仕事をしている某紙記者。先日も、佐賀の交流Ｇ?・サマーチャンピオンを観戦した後、嬉野温泉でひとっ風呂浴びてきた温泉フリークだ。

　「この前行ったのは、別府の明礬（みょうばん）温泉。お湯がドロドロの?泥湯?が特徴で、まるで全身に泥パックをしているような感じ。おかげで肌がツルッツルになったわ。その後３日間は、いかにも『温泉行ってきました！』っていう硫黄のにおいが残るし、話題的にもおいしいで」と厩舎回り担当記者らしいアドバイスをもらった。

　別府の温泉湧出量は、なんと米国のイエローストーン国立公園に次ぐ世界第２位とのこと。前出の明礬温泉を含めて、別府には８つの温泉郷「別府八湯」があり、世界に存在する泉質11種のうち、放射能泉を除く10種を「別府八湯」で堪能することができるという。日本が世界に誇れる温泉地・別府。できれば、小倉滞在中に馬券で大もうけして、一度でも味わっておきたいところだ。

（栗東想定班・上田健悟）

2009年08月22日