馬三郎25時

工藤修

みんなが休みのときは…

　シルバーウィークのまっただ中、変則開催３日目となった月曜日。新潟競馬場の駐車場は、練馬、福島、神戸、尾張小牧、鳥取、土浦など普段の夏開催とは違って他県ナンバーのプレートで占められた。高速料金1000円とシルバーウィークの相乗効果で、熱心なファンの方がいつも以上に訪れていたようだ。

　今に始まったわけではないが、競馬記者という仕事は正月やゴールデンウィークなど世間の皆さんが休みのときほど忙しい。これは競馬開催が変則になることが多いためで、新潟出張だった先週は、翌火曜日には美浦入りするので実質休みがなくなってしまった。（日曜日は休みだったが、馬券を買いに競馬場へ行くのも仕事の内ということで…）。

　しかし、移動を含めて我々よりさらに大変なのは調教師の方々。例えば手塚師は土曜が新潟、日曜は中山、そして月曜は阪神と３日で３場を駆けめぐる超ハードスケジュール。それでも、以前にこのパターンで管理馬が勝ち星を挙げたということで、忙しい中、金曜の夜に新潟の地で前祝いの席を設けていただいた。新しく加わった当方の悪い運気が災いしたのか、残念ながら勝利に結びつかなったが、その心遣いと行動力はさすが。これにこりず、またのお誘いをよろしくお願いします。

（美浦想定班・工藤　修）

2009年09月25日