馬三郎25時

森岡健一郎

Ｇ?より興奮の？ワンダー対決に注目！

　個人的に来年かと思っていた一戦がこんなに早く実現しようとは…。実はこれ、今話題となっているボクシングのタイトルマッチではなく、今週行われるシリウスＳの話。

　平場や特別などでは一開催に数回は見られる兄弟対決。だが、レースが限られる重賞ともなると年に２、３回あればいいほど。しかも、その兄弟がともに担当している厩舎とくれば、10年に１度あるかないか。そんなレアなパターンは入社以来初めて経験するだけに、取材する側も楽しみで仕方がない。　

　その思いは関係者も同じのようで「なぜか分からないけど、ジャパンダートダービーよりワクワクしている。一瞬の切れ味なら僕の方が上」とはアキュート担当の並床助手。一方のスピード陣営も少しは意識しているようで「秋には大きいところを狙っている馬。まだまだ弟には負けられない」と羽月師も自信満々だった。

　このワンダー対決。果たしてどちらに軍配が上がるのか。２日後のレースが待ち遠しい。
　　　
（栗東想定班・森岡健一郎）

2009年10月01日