馬三郎25時

竹原伸介

先々は追い切り人気コースになる可能性も

　宝塚記念終了後に工事をしていたＤＷコースが、１０月２日にニューポリトラックコースとして新装オープンした。スタンド３階の記者席からは一見すると黄色がかったダートのように思えるが、ダートコースよりも蹄跡の付き方が浅いように感じる。形状記憶とまではいかないが、調教中のハロー掛けがいらないという理由が垣間見られた。

　その開場初日には朝一番で須貝尚厩舎が３頭併せを敢行。（いままでのＤＷコースでは幅員が狭く３頭併せは禁止されていたが、１０ｍに増幅されて可能となった）。春に５００万→１０００万条件を連勝したワーキングウーマンが、５Ｆ６９秒４?５４秒７?４０秒４?１３秒１（馬なり）をマークした。内中が２歳馬だったこともあり一杯に追われなかったが、馬なりでＤＷ当時と同程度のタイムが出たことを考えれば、今までよりもかなり速い時計の出るコースに変ぼうしたことがうかがえた。

　金曜日に追い切りをしたのはこの３頭だけだったが、思っていた以上に軽めのキャンターでＤＰコース入りする頭数が多く（サクラオリオンやダノンパッションなど活躍馬も）、先々は追い切り人気コースになる可能性も十分にありそうだ。

（栗東時計班・竹原伸介）

2009年10月04日