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馬三郎25時

竹原伸介

不況の影響がゼッケンにまで…

 10月から木曜日に坂路の調教時計を担当するようになった。週末以外に坂路へ来るのは久しぶりで、ちょっと新鮮な気持ちになった。坂路ではコースのスタンド以上に、記者席には調教師や厩務員が自分の管理馬の調教を見にやってくる。顔見知りになると裏話が聞けたり、自分のサラブレッドに対する知識を確認できたりと、いろいろ面白い話ができる。

 先週の土曜日に坂路に行くと、某厩舎の厩務員たちが興味深い話をしていた。それは、以前に比べて調教ゼッケンの材質が悪くなったという話だった。トレセンではコースに入る場合は、必ずゼッケンを着用しなければならない決まりがある。読者の方々も、グリーンチャンネルや競馬場の調教VTRで見たことがあるはずで、栗東では古馬が白地に黒、2歳馬が黒地に白の数字が入っているものだ。

 そのゼッケンの厚さが薄くなってしまったようで、以前よりもペナペナになった感じらしい。当然、動きの激しい馬に装着するものなので、腹帯で抑えてあるとはいえ、ズレやすくなってしまったらしい。この話を聞いて、最近コースで追われる馬たちのゼッケンがよじれていたり、一部分が見えづらくなっていたりすることが多くなっている原因が、これだったのかとようやく合点がいった。

 栗東トレセンにいる4000頭を裸馬で判別できない筆者としては、これはかなりの死活問題である。経済事情が厳しいご時世とは分かっているが、どうかひとつ、JRAには改善をお願いしたいものだ。

(栗東時計班・竹原伸介)

2009年11月26日

著者紹介

竹原伸介

竹原伸介

1966年1月2日、埼玉県出身。栗東支局長として坂路からコースまで栗東時計班として器用に業務をこなす一方で、器用貧乏とのうわさもチラホラ…。馬券はパドック重視で、狙ったレースにドカンと買うタイプ。血液型A。