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馬三郎25時
鶴谷義雄
お祝いを言ったら、なぜかタケシバオーの話に…
変則開催だった先週、18日の札幌競馬で明るい話題があった。畠山重厩舎は今年、12日までの勝ち星が2勝と大不振だったが、マイネルヴァルムで1Rの2歳未勝利を、コスモメドウで10Rの積丹特別を勝ち、久々に1日2勝を決めたのだ。
“盆と正月が一緒に来た感じかな?”と言うと「たまにはこういうことがないとね。やっていられないよ」と師は照れ笑いを浮かべていた。誰からも慕われるトレーナーなので、今週のトレセンでは他厩舎の関係者からもたくさん声をかけられていた。
畠山重師はジョッキーからの転身組。あの“怪物”タケシバオー(昭和42年デビュー)に騎乗していた一人としても知られている。調べてみると、新潟のデビュー戦(3番人気)、2戦目のチューリップS(5番人気)ではともに2着だった。
「本馬場(芝)では抑えたまま5F58秒台のタイムを出していたんだよ。最初は腰が弱かったが、良くなってからはすごかった。芝3200mの天皇賞から芝1200mまでこなし、ダートでも3回レコードを出していた(芝は2回)。それに道悪馬場もへっちゃらだった。あんな馬はもう出ないね」と懐かしがっていた。
タケシバオーは3戦目に函館へ遠征することになってしまい、「乗せてもらえるなら、どこへでも行ったよ。でもオレは、東京に戻ることになったからね」と40年以上過ぎた今でも乗り代わりを惜しんでいた。お祝いの言葉から、ふとひと昔前の記憶がよみがえった。
(美浦時計班・鶴谷義雄)
2010年09月23日
著者紹介
鶴谷義雄
山口県出身、07年夏の福島開催で還暦を迎えた。郷土の先輩に作詞家の星野哲郎氏がいて、学園闘争中、学校封鎖のため弟子志望で訪問したことがあるのは今となってはいい思い出。「旬に生きる」が信条、老いてさらに勝負勘を磨く。
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