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コラム

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馬三郎25時

文元仁

いつもの人が近くにいれば…

 少し前の話になるが、京成杯AHのダイワマックワンの話題を取り上げる。レース前は「近走は大丈夫だけど、久々だからゲートが心配」といった話が出ていたが、ふたを開けてみたら、互角のスタートから好位でちゃんと流れに乗れていた。11着に負けはしたが、敗因は外枠で前に壁がつくれず掛かってしまったことに尽きるだろう。

 出遅れ癖を克服した要因として、鹿戸雄師は鞦(しりがい)の効果を挙げる。ちなみに鞦とは馬の尻と尾から鞍にかけるひものような馬具を指す。「ゲート入りをゴネそうになったけど、1回グイッと引っ張ったら、おとなしく入ってくれた」と状況を説明してくれた。しかし、そもそも荒尾で走っていた時には、“秘密兵器”なしでもゲートを決めていた。「地方競馬ではゲート入りの際に担当の厩務員が後ろから手伝ってもOKなんだ。あれは大きいと思うよ」と師は効果を強調するが、この件には他の調教師にも異論はない。

 「中央ではスタート前、殺ばつとしているのに、ゲート前のスペースが狭い地方の方がリラックスしているんだよね。実際に出遅れも少ないみたいだし、中央でも見習った方がいいんじゃないかな」と師。我々の馬券がスタート前から紙くずになってしまわないためにも、JRAには柔軟な対応をしてほしいものだ。

(美浦想定班・文元 仁)

2010年09月29日

著者紹介

文元仁

文元仁

東京都出身、美浦想定班。「馬券は潔く単勝勝負」がモットー。ただ、「ここぞ!」という時の勝負での取りこぼしが多く、私生活と共に詰めの甘さを残す現状。最近では複勝も買おうかと迷っている弱気なB型。