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馬三郎25時

フルキチ君のさらなる飛躍を確信!?

 外国人ジョッキーの来日などの影響を受けて、ジョッキー界には厳しい風が吹いている。腕があっても、それを発揮する機会に恵まれないジョッキーも多い。古川吉洋騎手(33)=栗東・フリー=は今年31勝。この夏、函館、札幌の2場で20勝の好成績を挙げた。2、3着と惜しい競馬も多く、複勝率24・3%も素晴らしいのひと言だ。09年7勝、08年9勝、07年8勝の数字からも今年の躍進ぶりがよく分かる。

 96年デビューの15年目。デビュー翌年の阪神3歳牝馬S(現阪神JF)ではアインブライドでいきなりのG?勝ち。09年クイーンS(ピエナビーナス)の勝利は12年ぶりの重賞Vだった。個人的にセンスがあると腕を買っているジョッキーだから、その活躍は喜ばしい限り。今ある姿が本来の姿だろう。

 火曜から金曜にかけて、日々の攻め馬をつけ、馬に教え込む作業を加えることで、レースへのイメージをふくらませる。滞在競馬特有でもあるそういった一連の流れがフルキチ君に合っているのだろう。北海道で勝った馬のほとんどが自らケイコをつけた馬だった。「調教をつけた馬で勝っていないのは1、2頭じゃないかな」と本人もそれがマッチすることを自負している様子。

 もちろん、現状に満足しているわけではない。ローカルではない主場でも活躍の場を広げていってほしい。「まだまだ。もっといい成績を残している人がいるんだから」。その向上心を持っていれば大丈夫。またG?を勝つ馬に恵まれる日を夢見て―。さらなる飛躍を期待したい。

(関西デイリー・井上達也)

2010年10月26日