1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

馬三郎25時

竹原伸介

サクラユタカオーに教わったこと

 サクラユタカオーが老衰のため、23日に28歳で亡くなったというニュースが飛び込んできた。ユタカオーの現役時代はまだ学生の身分であったが、毎週のように東京競馬場に脚を運んでいたので、当然、86年の毎日王冠→天皇賞・秋の連勝も目の前で見ていた。

 当時、栗毛の馬が嫌いであった筆者は、同じレースに出走していたミホシンザンのファンだった。だからユタカオーはむしろ敵役。ゴール前で呆然としていたのを今でも覚えている。

 東京芝1800mのレコード勝ち→東京芝2000mレコード勝ち。それも不利とされていた大外?番枠から1分58秒3という、当時の日本レコードのおまけつき。2着以下に2馬身半差をつけた快勝ぶりにも脱帽させられたものだった。

 「レコード駆けの次走は消し」という格言じみたものを信じていたので、「競馬に絶対はない!」と教えてくれた馬でもあり、それからは毛色で好き嫌いを決めることをしなくなった思い出の1頭なのだ。

 翌年の87年2月1日に東京競馬場で引退式を行ったが、当日、入場者に配られたテレホンカードは、今でも机の中に“お宝”として大切に保管してある。

(栗東時計班・竹原伸介)

2010年11月24日

著者紹介

竹原伸介

竹原伸介

1966年1月2日、埼玉県出身。栗東支局長として坂路からコースまで栗東時計班として器用に業務をこなす一方で、器用貧乏とのうわさもチラホラ…。馬券はパドック重視で、狙ったレースにドカンと買うタイプ。血液型A。