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世界の馬窓から

欧州トップホースの参戦でドバイWCはさらに白熱!

 日本からダート界の両横綱トランセンド、スマートファルコン、10年のダービー馬エイシンフラッシュの3頭が参戦するドバイWC(AW2000m・UAEメイダン)がいよいよ31日に行われる。4日号でお伝えした通り、今年はダートの本場・米国から昨年のケンタッキーダービー馬アニマルキングダムが参戦。さらに、欧州トップクラスの実力馬ソーユーシンクが出走を表明したことで、注目度がさらに上昇している。

 同馬を管理するA・オブライエン師は、昨年のケープブランコ(4着)に続く2度目の挑戦となる。ある欧州の厩舎関係者は「馬場に対する適性があると判断したのではないか」と分析。「(メイダンでの)前哨戦を見ていると、先行馬有利という馬場コンディションだね。スピードのあるソーユーシンクなら、先行策からそのまましのぎ切れると判断したのだろう」と見通しを語った。

 G?8勝馬の走りに注目が集まるが、これまでドバイWCに興味を示さなかったA・オブライエン師の選択。そこには賞金獲得を目指すのと同時に、昨年のケープブランコと同様、潤沢な資金を持つ国々へのセールスがあるという声も少なくない。

 欧米のトップホースを筆頭に、世界中から強豪がそろうことになった今年のドバイWC。日本勢が本当の意味での世界の頂点に輝くことができるのだろうか。

2012年03月24日