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世界の馬窓から

280万円の安馬がサクセスストーリーで頂点に

 5月5日、米国ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場で、今年で138回目を数えるケンタッキーダービーが行われた。1番人気に支持されたのは、前走のアーカンソーダービーを9馬身半差で圧勝したボーディマイスター(父エンパイアメーカー)。1882年以来となる、3歳デビュー馬による勝利に期待がかかった。

 先行策から抜け出し、歴史にその名を刻もうとした同馬をゴール前で差し切ったのが伏兵アイルハヴアナザー。西海岸の主要ステップ・サンタアニタダービーを制していたが、19番枠という外枠が嫌われ9番人気と決して評価は高くなかった。また2歳時に3万5000ドル(約280万円)で取引されたように、一流とは言えないバックボーンも人気に影響したようだ。

 父フラワーアレイはフォーティナイナー系で、トーセンラーやスピルバーグの半兄にあたる日本になじみの深い血統。現役時代は米G?・トラヴァーズSを制している。初年度産駒からG?馬を輩出しているものの、今年の種付け料が7500ドル(約60万円)というB級種牡馬で、この勝利で一気に注目度が上がりそうだ。

 今回のレースぶりについて「本命馬をマークしてねじ伏せる強い内容」と現地関係者たちは高く評価する。アファームド以来、34年ぶりとなる3冠達成に向け、プリークネスS(19日)に挑む。

2012年05月12日