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世界の馬窓から

デットーリの起用法に象徴されるダーレーの変化

 ダーレーのファーストジョッキーとして輝かしい実績を残してきたL・デットリー。今春からそのフランキー以外に、20歳のマイケル・バルバローザ、31歳のシルヴェストレ・デ・スーザの2人と契約を結び、優先順位を付けないと発表したことが話題となっている。

 実際、英オークスで有力馬のカイラニ(7着)にM・バルバローザを騎乗させたことで、引退説まで浮上した。次世代に向けて、次の主戦を用意するのは組織として当たり前と伝えるメディアは多いが、ダーレーを取り巻く変化が要因にあるという見方をする厩舎関係者も少なくない。

 「リーマンショック以降、ドバイではとかくお金に関する話題が絶えない。さらに、ここ数年はダーレーからチャンピオンが生まれていないんだ。メーンステーブルのS・スルールを筆頭に、お抱え厩舎にしか預託していなかったのに、数年前から規模は関係なく結果を出している厩舎に預託するなどの動きがある」とある関係者は変化を指摘する。

 「米国ではこれまでの購入した幼駒や生産馬から出たチャンピオンを種馬にする方式ではなく、走った馬をトレードしてくるなど、世界規模で変革を図る動きを見せているんだ。中国進出のキャンセルといい、これまでとは明かに違う」と分析する。

 主戦の交代劇は、世界を代表するビッグオーナーの方向転換を示しているのかもしれない。

2012年07月07日